●「遊びと学びの止揚統合」とは  2001/4/23

止揚とは、いわゆるひとつのアウフヘーベン
対立する2つの事象を両者とも包み込む形で消化、または昇華すること。(個人的解釈)


「遊びと学びの止揚統合」とは、
一般に「遊びと学び」が逆のものであると解釈される傾向にあることをうけて、
それらを対立論で取り上げるのでなく、両方生かしていく方向で考えようという
提案の方向性を示したものです。
「遊びと学び」に隠された一般的属性は、「進んでする行為とやらされる行為」。
これを止揚させるということは、
「進んでする学び」の開発を意味します。

「遊び」の中には自分で考えるという行為が必ず入ってきます。
この行為は、遊びにおいては、必ず「好きで」「やりたくて」やっている。
学習とは本来、自ら学びたいものを学ぶという方向性を持って取り組むべきであるが、
そのことを、「勉強の遊び化」といったほうが、端的で非常にわかりやすいと思います。

ただ、好きに遊ばせる学校といったモデルは過去の日本や他国の例にあり、
それに関しては目下勉強中です。
過去の日本での実践例としては、たとえば学校での1日が砂場に王国を作るのに費やされた、というようなのがあります。

戻る