かみしばいおに アンパンマンアレンジ
●準備に使ったもの:
カラーペン 紙 厚紙 セロテープ はさみ わりばし 付箋(紙芝居ウラ面に貼って、変更内容を記録した)
●上演に使ったもの:
紙芝居 紙芝居舞台 鬼の人形(角の着脱可) アンパンマン人形 ラジカセ MD(テープでも可。MDの場合接続コードがいる)
BGM=アニメ「アンパンマン」のオープニングテーマ「アンパンマンのマーチ」(歌:ドリーミング )
●アレンジ方針・実践記録(紙芝居写真は上演時の順):
●私自身の芝居経験(大学演劇団で役者2回)を生かし、 紙芝居だけに注目させようとせず、各々の役に徹することによって面白みを出す。 1枚目(←左写真画面)の子供のセリフ 「わあ、おもしろそうだ」 「こわそうな鬼・・・」 は、瞬間的に前にでて、見ている子供の役になりきって演技する。 ▽上演後の反省: |
●「侍」はこれまでの上演経験上ウケが悪かったので、 子供たちが大好きなキャラクターに変更。 正義のヒーロー役ということで、アンパンマンを使用した。 紙芝居の絵の中の侍の顔の上に、自作のアンパンマンの顔を貼り付けた。 (後でとれるように、セロテープをワッカにして貼る) |
●臨場感を出すために、せっかく紙芝居の中から鬼と侍が飛び出す設定なのであるから、
実際に飛び出させる。すなわち、鬼と侍(→アンパンマン)の人形を使う。
アンパンマンの人形は幼稚園にあるもの(エプロンシアターの平面的な人形)をお借りした。
●鬼の人形は、物語展開上、角がついたりとれたりするので、角の着脱ができるようにする。
私は、紙で書いた鬼の絵のウラにわりばしをとりつけ、 わりばしの太さは先端から漸増するので、角の長さ分よりも上に突き出ることはないが、ひっこめることはできる。 ▽上演後の反省:鬼の人形が小さかったので、角の出し入れはわかりにくかった。 |
●鬼が子供をつかまえるシーンでは、実際に鬼の人形を持って追いかける。 「みんな逃げて。鬼につかまった人は鬼になるよ!」 ●紙芝居中のつかまった子供の名前は、実際につかまえた子供の名前に変更。 ▽上演後の反省: 鬼が飛び出すシーンでは上の服を脱いで赤いTシャツで子供の前にでることを計画していたが、忘れていた。(^^;) ●鬼が飛び出した後、観覧者側にいるシーンでは、 |
●中盤、観覧者である子供とのコミュニケーション(質問→応答)を図る。 1.侍(アンパンマン)が鬼(の角をつけた子供)をやっつけようとしているシーンで、 「このままやっつけてしまっていい?」 ときく。 (原作では侍が自分で間違いに気づくが、子供たちに教えてもらって気づくように変更) 2.アンパンマンが飛び出した後(写真左下)、 「鬼はどこにいるのかな?」 ときき、子供たちに案内させる。 ●アンパンマン人形を持って観覧者側に入っていく。 ※こういう、紙芝居のこちら側(観覧者側)にでてくるシーンが多いので、 ●アンパンマンが飛び出して事件が解決に向かう部分では、 ▽上演後の反省:MDに録音してあった音源の質が悪く、音がこもってしまっていた。 |
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●アンパンマンが鬼をつかまえて、子供の角を鬼に付け直すシーンで、鬼の人形の角を復活させる。
●最終画面、鬼がつかまった後の、つかまった子供の感想を聞くシーンは、蛇足的なのでカット。
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こんな感じでアレンジバージョンを行いました。
結果はまずまず、成功だったと思います。
実習最後に大きなイベントができて、よかったです。
協力いただいた西舞子幼稚園の先生方、ありがとうございました。
なお、紙芝居は明石市立図書館(JR明石駅前、明石公園内)で借りました。神戸市民でも借りることができます。
けっこうな数の紙芝居がおいてあります。
同時に、実演参考書として『紙芝居のはじまりはじまり<紙芝居の上手な演じ方>』 (右手和子 著)も借りて読みました。
紙芝居実演時の間の取り方、演出法など、実践的なことが書かれています。
また、アレンジ版の企画に関しては、幼稚園実習に行ったことがあり演劇のベテランであるアリーさんの助言をいただきました。ありがとね。