住宅地にイノシシが出てきて、さまざまな被害を発生させます。
イノシシは、地面にうめてあるやさいやきゅうこんが大好物です。
「イノシシが庭やかだんをあらしてこまっています。大事なきゅうこんを食べられてしまいました。」という電話が、芦屋市や神戸市の市役所にかかってきます。
イノシシは、小学3年生のせたけくらいなら、いきおいをつけなくてもとびこせるジャンプ力をもっています。ですから、それよりも高いさくを作らないと、イノシシに入られてしまいます。
それから、はなの先で60キログラムの重さまで持ち上げることができます。門を上におしあげて入ってきたという話をたくさんの人がしています。
イノシシに入られないようにするのは、大変なのです。
また、イノシシは、手に買い物ぶくろを持っていると、食べ物と思ってよってきます。
ある人は、暗い夜道でばったりイノシシに出会い、追いかけられました。暗がりでよくわからなかったこともあって、大変こわかったそうです。イノシシは持っていたスーパーのふくろにかみつきました。スーパーのふくろをひっぱられるので、とられないように力を入れていると、ふくろがやぶれて、おもいっきりころんでしまったそうです。
ほかの人で、手をかまれた人もいました。
畑や庭をあらされる人や、イノシシにおそわれてけがをした人のなかには、「つかまえて、たべてしまえ!」という人もいます。