にかとまの読書録
読んだ本のうち、よかった本を紹介しますね。
読み終わった本・雑誌などをどんどん追加していきます。
感想・読書メモを捌ページに書いているものもあります(タイトルからリンク)。
※ジャンル分けしています。
○≪知識系(社会科学)≫ ○≪自己啓発・いやし・心理学系≫ ○≪教育系≫ ○≪こども向け≫
○≪小説≫ ○≪演劇・ゲーム関係≫
○≪実用・・・英語関係≫ ○≪実用・・・インターネット関係≫ ○≪実用・・・その他(速読、音楽)≫
2011/1/6 更新
↓最新の読書録は、以下のページに移行しています。
▼ブログ「きょういくユースフル!」で紹介した
一覧
≪知識系(社会科学)≫
ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル
(小林よしのり 著) 幻冬舎文庫 1998 533円
人はなぜ差別するのか。そもそも差別とは何か。そして被差別とは。
差別に満ちた社会の実態を明らかにし、その根源を問い、さらにしばしば差別とせめぎあう「表現の自由」「言葉狩り」にまで踏み込んだ問題作。
従来の<差別−被差別>といった対立的二元論にコペルニクス的転回を与え、真の人間解放に新たな地平を拓いたゴー宣差別論の集大成。(幻冬舎文庫カバーより)
95年に解放出版社から刊行されたものの文庫版。
作者の実体験にもとづいたエピソードが描かれているのでわかりやすい。
今までわからなかったことがよくわかり、差別や部落差別に関する背景理解につながった。
作者の意見だけでなく、解放同盟の意見を載せているので、問題が客観的に見えてよい。
多くの人に読んでもらいたいと思う。
関連リンク
特集 差別を考える (ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ)
小林よしのりとは何の関係もありませんが、差別表現と表現規制について、
「ちびくろサンボ」を例にうまくまとめておられるレポートです。
- 戦争論妄想論
(宮台真司・姜尚中・水木しげる・中西新太郎・若桑みどり・石坂啓・沢田竜夫・梅野正信 著)
教育史料出版会 1999 1800円
戦争論の紹介は下にあるので、参照されたい。
『戦争論』そのものと、それを支える構造を捉えることを目的に、
多くの著者がそれぞれの観点で論を進めている。
難しく書かれているところもあれば、わかりやすく書かれているところもあり、
今まで知らなかったことの発見もあったりした。
『戦争論』を契機に、「戦争と平和」についてもっとよく考えたい人は読まれるといいと思う。
新ゴーマニズム宣言スペシャル 戦争論2
(小林よしのり 著) 幻冬社 2001
前作の紹介が下にあるので、参照されたい。ちなみに今回の方が値段は高い(1900円)、だが
さらに分厚くなって内容は非常に充実しているようである。
世論によって(特にマスコミによって)批判されていたことが「本当だったかどうか?」考えることのできるよい材料が提供されていると思う。一貫して科学的認識にたって歴史を振り返ろうとしているところが「戦争論」よりも顕著であり、知識欲を刺激される。分厚くて時間はかかるがマンガなのでわかりやすく、のめりこんで読める。
私はこれを読んだ後、インターネットで「戦争論」批判の文章を検索して読んでみた。
そのことで、情報に流されない、いろんな情報を総括的に見ることの重要性をさらに再認識した。
同様のことを試みられることをオススメする。情報に振り回されない力が圧倒的に身につく。
「戦争論」批判の文章参照例 関連リンク
世相心理事例集
(私がリンク先の意見に全面的に賛成しているわけではない。
ただ、比較意見、対照意見として参考になることが多かった。)
- 新ゴーマニズム宣言スペシャル 戦争論
(小林よしのり 著) 幻冬社 1999
安易に「民主主義」「反戦平和」という言葉に流されがちで、ともすれば祖父母世代への攻撃・過去への謝罪だけで自分たちの責任は果たしたと思ってしまうような現代人へのアンチテーゼか?
この本では、大日本帝国戦争とはどんなものであったか、悪い面だけでなくよい面もあったのではないか
ということを、多くの資料や参戦者へのインタビューをもとに描いてある。
日頃からいろんな考え方を吸収したいと思っている人にとっては、
自分の思想的バランスを思い直すことができる良書になるかもしれません。
ただ単に、「戦争反対」「平和主義」を唱えるのでなく、この本に書かれてある、
ある種の戦争肯定論をふまえたうえで現実的な主義主張を唱えることができるかは、
考える価値があると思う。非常に考えさせられる本であることは間違いない。
ただ、この本のなかで触れられていない「過去の日本の罪」というのは、あると思うし、
この本を読んで納得するのでなく、さらにいろんな事実にあたっていくための契機にしてほしいと思う。
ちなみに装丁に比べて非常にお買い得な値段になっていると思う。(1500円)
- カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本(銀行・郵貯・生命保険編)
小学館 2001
ほんとに基礎からのわかりやすい説明で、よくわかった。
コロちゃんというキャラクターが、わからない気持ちを代弁してくれるところが親しみやすくてとてもグッド。
≪自己啓発・いやし・心理学系≫
- LOVE論 (つんく 著)
つんくと話しているような感じで、人の見方や可能性などを実感できる良書。
「娘。」ファンならよけいに理解が早いかな?
▼まるごと好きです (工藤直子 著)ちくま文庫 1996
解説では、河合隼雄さんが、「カウンセラーのためのよき手引書である」と書かれていますが、ホントにそうです。
やさしい言葉で、幸せに生きるコツのようなものを語ってくれます。
- こころの処方箋 (河合隼雄 著) 新潮文庫 1998 400円
あるひとつのテーマに関してすべて4ページで書かれているのでちょっとした空き時間に読める。
河合隼雄さんは高名な学者さんであるにもかかわらず、
一般人向けのやさしい言葉でわかりやすく説明される本を書かれるので、すごいですね。
- カウンセリング入門 (河合隼雄 著)協同出版 1981 700円
カウンセリングの事例集なので、少々古い本だが役立つことが多い。
- 大河の一滴(五木寛之 著)文庫版 2001
いま、手元にありません。わりとよかったです。
≪教育系≫
- ▼マルチメディアと教育 (佐伯 胖(ゆたか) 著)太郎次郎社 1999 2000円
既存の知識、教育観をゆさぶられた本。
子どもの身になってもう一度、根本的な疑問に立ち返って考えようという気にさせてくれる。
著者の主張が思い切りつまっている、熱い本である。
- 教職課程新書 教師よ! (若林繁太 著)協同出版 1997 930円
こういう教師がこういう場面でこうだから失敗した、というのが具体的に書いてあるので、
教師志望者におすすめ。
- わたしの出会った子どもたち (灰谷健次郎 著)新潮文庫 1981 320円
子どもたちだけでなく、灰谷さんに影響を与えた様々な人について、自らの人生を振り返りながら語られる。
そこには、ハッとするような言葉もあり、参考になる言葉もある。
また、「兎の眼」や「太陽の子」が生まれた背景・土壌を知ることができる。
おそらく、読んだときの精神レベルによって読み取れることの量が変わってくるだろうと思う真摯な書。
- 向山式「勉強のコツ」がよくわかる本 (向山洋一 著)PHP研究所 1999 1200円
事例・実践を交えて「コツ」を法則化しながら、わかりやすく「勉強のコツ」を教えてくれます。
副題は「子どもを伸ばす”家庭学習”の考え方・進め方」
- 向山式ファイルで教師の実力アップ術 (向山洋一・新牧賢三郎 著)明治図書 2000 1660円
失敗例をこうしたら・・・という示唆を、新牧先生自らの失敗談などで軽やかにおもしろく語ってくれる。
- 優しさとしての教育 (灰谷健次郎 著)新潮文庫 1988
「優しさとしての教育」と「島で暮らす」の2編を収録。冒頭のOさんからの手紙には、とにかく気圧される。
こればっかりは読まなければ分からない。ぜひ読んでほしいと思う。
特に、教員志望者は、これは必ずよまなあかん!と思う。
「島で暮らす」のほうは、とりたてて教育論というわけでもないので、少し性質の違う文章が一緒になっていると感じた。「島で暮らす」から学ぶ重要なこともあるんだけどね。
- 仕事--発見シリーズ1 小学校教師 (福田 節子 著) 1991
小学校教師のもつべき真摯な態度を、授業実践などから感じ取ることができる。
小学校教師志望者にはたいへんよい本だと思う。
いちおう、中・高校生向けに書かれている。
≪童話・児童書・こども向け≫
- ろくべえまってろよ (灰谷健次郎 著)新潮文庫 1987 320円
これほどまでに子どもの世界をすんなりと描ける著者はすごい、と驚愕。
子どもの世界を堪能できる名作童話集。表題作は2年生の国語の教科書に載ったらしい。
絵本らしい絵本を文庫で読める。
- はれときどきぶた (矢玉四郎 著)岩崎書店 1980
でたらめなことが本当になる、痛快創作童話。時代の子どもたちに「マンガよりおもしろい」と評された。この発想の奇抜さは漫画家出身の作者ならではか?抱腹絶倒の痛快なストーリーは◎。でも、「笑ってそれで終わり」は少しさびしいかも。つまり余韻・深みがないかな?とはいえ、子どもうけする、ゼッタイおもしろい本です。
- ぼくらはズッコケ探偵団 (那須正幹 著) ポプラ社文庫 1983
ズッコケ3人組が推理に挑戦!
おなじみのキャラクターが活躍するだけに、読みやすく、
小学5年生以上の、ふだんあまり読書しない子にオススメ。
≪小説≫
兎の眼 (灰谷健次郎 著)新潮文庫 1974
「ちえおくれの人たちのことを障害者とわれわれは呼ぶが、心に悩みをもっているのが人間であるとすれば、われわれとてまた同じ障害者です。」など、心打たれるせりふ、行動、エピソードが詰まっている。小学校の先生というのはここまでしなくてはいけないのか、という思いと、かくあるべしという思いが湧きあがってくる。文庫版今江祥智氏の解説で、これを読んでかえって自信を失ったという女学生の話が引かれていたが、それと同じ気持ちだ。今後の人生の方向性を決めたのが、実はこの作品の解説。続編が読みたい。
感想リンク
「ユウキの日記」内「兎の眼」 (他のコーナーもぜひ!)
- 子どもの隣り (灰谷健次郎 著)角川文庫 1985 381円
少年少女の心の内面の繊細さを見事に描き出す作品集。これまたうまい。
- 破戒 (島崎藤村 著)新潮文庫 1906
明治文学なので難しい言葉が混ざったりもするが、主人公の、自分が部落の人間であると告白するまでの逡巡や決意にいたるまでの過程など、克明に描かれていて感動する。構成・展開も今読んでも悪くない。社会背景となる部落差別の実態にもリアリティーがあり、差別問題への啓発にもなる。
部落差別の歴史や藤村についての解説が巻末についており、特に著者が部落解放運動の高まりを受けて表現を修正した改訂版と初版本を比べるという試みがなされているのは勉強になる。
- 春の道標 (黒井 千次 著)新潮文庫 1981
17歳の倉沢明史が主人公の恋愛小説。ひきこまれる描写はこの作家ならでは。
「時代がどのように変化しようとも、決して変わらないもの」(解説より)を真っ正直に描いているだけに、大きな共感を持てる。
- バトル・ロワイアル (高見広春 著)太田出版 1999
「生命の尊厳」というものを感じられなくなった現代だからこそ、こういう作品が必要ではないかと思います。
- カムナビ (梅原克文 著)角川書店
学説に裏付けられた説得力のある文章で、現代なお謎とされている歴史上の矛盾を解明するあたり、爽快である。
- 海軍 (獅子文六 著)
思ったより短かった。
主人公谷真人の座右の銘「断じて行えば鬼神も之を避く」は名言だと思ったが、その気力がまだ足りないと思った。
やはり鹿児島には行ってみたい。男の心意気のようなものを感じた。やる気が出た気がする。(掘り起こされた)行動力が大事というか、そういう人ばかりの時代があったことを確認。軍隊の厳しさ、規律も必要であると感じた。読み物としておもしろく、途中においては熱中した。谷真人以外に、隆夫(海軍画家となる。真人の親友)を主人公として2軸で物語を展開しているところがよかった。
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