ビックリマン復活
2001/3/13

ぼくらが子どものころ大流行していたビックリマンの
正当な続編が関西地区で発売されている。
(ビックリマン2000じゃなくてね。)
なんと31弾完全編だそうだ。
これでようやく旧ビックリマンの物語が完結するらしい(ほんとか?)。

3月にはいってすぐぐらいに
近くのセブンイレブンで見かけたときには
あまりの懐かしさに目を疑った。
その後、子どものころ夢だった「箱買い」にはしり、
食いきれなくて今では少々湿ってきている(^^;)
  
   なつかしのパッケージ

ビックリマン「悪魔VS天使」シール編は
約15年前、全国の子どもたち(主に男の子)の間で
シールコレクションの大ブームを巻き起こした。
シールには初期には「悪魔」「天使」「お守り」(後に「お守り」は「次代」シールに変更)の3種類があり、
3種類セットで通し番号がつけられ、
1時期に発売されるチョコのおまけには3×12の通常シールと、少数のヘッドシールがあった。
一定発売時期ごとに内容を一新し、それぞれ1弾、2弾、3弾・・・
という風に呼んだ。

ブームが激しくなったのは第6弾頃からで、
お店では例外なく、「チョコは一人2個まで」とか「3個まで」といった制約が設けられた。
入荷時間についての情報が流れ、チョコは入荷と同時に売り切れた。
シール目当てでチョコを捨てたりする子どもが続発して問題になった。
すでに生産終了していた過去のシールを持っている人はうらやましがられ、
まだ値打ちがなかったころにシールをその辺に貼っていた子どもは、
貼らずにおいておけばよかったとくやしがった。
シールの裏面には「はられたらはりかえせ!」という謎のメッセージが書かれていて意味不明だった。
シールのレア度(出現率の低さ)によって交換レートが設けられ、
子ども達はシール交換をすることによってシールの全種類コンプリートを目指した。
ちなみにホログラムシール「ブラックゼウス」はその後知ったのだが超レアだったらしく、
今のネットオークションでは3万円くらいで取引されているとかしないとか。
後に最初の弾をチョコではなくアイスのおまけシールとしてつけるという「ビックリマンアイス」が出たときも、
「ブラックゼウス」はホロではなくてキラキラシールに代わっていたらしい。

さて、そんなビックリマンシールだが、おまけシールとしては異色の緻密なストーリー性を有しており、
シール裏面の個性的な一種の暗号句のようなものからそのストーリーを読み取るのも楽しみの1つだった。
もっとも、児童誌「コロコロコミック」などの解説を見なければ、
なかなか自力では解明できないものであったが・・・
そのストーリーを元にアニメ化もされ、これはなかなか面白かったのだが今ではもう見ることはできない(--;)
ストーリーは、31弾完結編の箱裏の「ビックリマン年表」によると、
次界編、マルコ編、パンゲ編の3つに大きく分類されるようだ。
もっとも、私が理解しているのは天聖界と天魔界が争った初期のストーリーくらいで、
その後のストーリーの複雑さは、一度物語の全容をMONSOON(モンスーン・クルー編)で読んだのだが
わらけてしまうほどトンでいて、これの理解には一生かかるかもしれないと思った。
おそらくあまりに拡大しすぎた世界観は収縮できず、シールコレクション熱が下火になったこともあって
完結せずに終わってしまったのではないだろうか。
(今回完結編(?)が出たが、はたしてどのような結末が?と思わずにいられない。)

さて、ビックリマン「悪魔VS天使」シール31弾完全編は、いまのところ関西での限定発売です。
他地区の皆さんは関西に出かけたときに忘れずに買って帰りましょう。
関東地区首都圏、および長野、新潟の人は一足先に発売されていたはずです

ところでビックリマンの公式ホームページが閉鎖されました。
一部の不届き者の行為によるものとか・・・非常に残念です。


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