ここ2〜3ヶ月とにかくあくびが出ることが多い。
睡眠時間の多少にもあまり関係がないらしい。
体が疲れやすく、病気への抵抗力も落ちている。

幼稚園実習に行けばマシになるだろう、あくびをしているヒマもないだろうと楽観的に考えていたが、とまらない。
大学在学中に教育実習に行ったときとは大違いで、気持ちの入り方のレベルが高めきれない、といった感じだ。

なにやってんだ、てな感じであるが、あくびが出るものは仕方がない、とすぐに消極的に考えてしまう。

しかし仕事中にあまりあくびが出るようでは不真面目だと見られてしまうので、
なんとかならないかと「あくび防止策」を見つけるべく、まずは「あくび」について調べてみた。

すると、「あくび」とは「欠伸」と書く、(うん、これは知っていた)
すなわち、「伸びが足りない」から起こるのである、とさるホームページに書かれていた。

目からウロコである。

そして、どうも気分が優れなかった翌朝通勤中、このことを思い出して背筋を伸ばしてみると、
なんとかなり気が楽になったではないか。

つまり、今まではどうしても気が下に行きがちだったので、背筋も曲がっているし気持ちもだらんとし、
緊張感がないから欠伸が出ていたのである。(こればかりではないと思うが、極論すれば)

すなわち、「病は気から」「心身相関」などというが、
しんどいとき、気持ちに張りがないときに具体的にどうすればいいのかというと、
伸びをすればよいのだ。

なんというか簡単な結論であるがそうなのだ。

もちろんこのとき、体だけでなく気持ちも伸びをしなければならない。

姿勢をよくすることくらいもう何度も意識してやっていたが、そのときはここまで思わなかったのは、
徹底してやっていなかったのと、
気持ち的に必要性に迫られていなかったからだ。

目の高さより下ではなく、上を見る、自分だけでなく周囲に気を散らす、単なる個人ではなく、全体になる意識。
個にして全、全にして個。(あ、ナウシカが入った)

私はずっと、バスの天井のマルばかり見ていた。

この上昇指向こそは、私の当面の課題であった基本的生活能力の復活のためのキーワードであり、
今後アクティブな活動を、たとえスローペースにしろ続けていくためのキーワードであるのだと、
このときまた私の目の中のウロコがぽとりと落ちた。

私のウロコはよく落ちる。さては目の中に半魚人でもいるのか?

なんにしろ、今後も目からウロコ落ちまくりで日々の生活から学び成長することを続けていかないといけないな、
と殊勝なことを思う私であった。

・・・しかし、私はバカなのですぐ忘れるのである。

そこで、かしこい私は、忘れたときのためにこうしてホームページに書き留めておくのだ。

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